牧草歯科医院

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歯科治療を受けられる患者様へ

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患者様へのアドバイス

歯科治療を受けられる患者様から多く寄せられる疑問や質問にお答えします。

また、治療にあたってご理解いただきたい内容も含んでおりますので、ぜひご参考になさってください。

X線撮影について

全ての医療において正確な診査・診断は重要であり、これが適切でないと治療はうまくいきません。歯科治療では、ほとんどの疾患はX線写真で診断が可能です。専門医ほど多くのX線写真を参考にして的確な診断を行っております。しかし、多くの患者様はどうして何度もX線撮影を行うのだろう?身体への影響は大丈夫だろうか?と考えてしまいます。
当院では「デジタルX線撮影」を導入しています。このシステムのメリットは、通常のX線撮影と比べて1/10以下の放射線量で撮影が行えることです。これにより患者さんの放射線被爆量が飛躍的に減少しました。またコンピュータが画像処理することから、より確実な診断が行えるようになりました。

歯周病の診査

歯周病の診査には多くの情報が必要です。通常専門医が行う診査は以下のものがあげられます。これらの情報がないと正確な判断は不可能です。

  1. X線全顎撮影14枚法…14枚のX線写真により口腔内をくまなく診査する
  2. 歯周ポケット測定6点法…1本の歯について、6箇所以上のポイントを決めて、歯周病の進行状況をチェックする
  3. 口腔内写真撮影…デジタルカメラで口腔内の状態を常に記録し、治療成績を確認する
  4. 診断用顎模型…精密な歯型を作製し肉眼では見えにくい部分まで診査する

その他、奥歯の歯根と歯根の間の診査(根分岐部の診査)、歯肉の量や厚みの診査、歯の揺れぐあいの診査(動揺度診査)などがあり、必要に応じてCTスキャンによる診査を行うこともあります。

インプラントの診査

インプラントの診査は、歯周病の診査に準じますが、口腔内を総覧できるパノラマX線撮影、CTスキャンなどの診査が追加されます。特にCTスキャンは、デジタル化されたことにより事前にコンピューター上でシュミレーションが行え、実際の手術の精度が飛躍的に向上しました

最近の歯科治療

現在の歯科治療は、できるかぎり歯を削らない治療法が優先されています。特に歯の神経を抜いた場合、歯の寿命は極端に短くなります。一般に神経と言っていますが、正確には歯髄という名称で、この中には神経だけでなく、歯を栄養する血管や細胞が密集しており、これらを除去すると歯は「立ち枯れた」状態になり、感染やひび割れが容易に起こります。したがって現在では以下のような考え方が推奨されています。

  1. 定期的な検診により、予防と早期発見・早期対応に心がける
  2. 成人においても歯列矯正を積極的に行い、歯ブラシがしやすい環境を作る
  3. 歯を失った場合に、入れ歯やブリッジ治療を行うために周囲の歯を削ったり、負担をかけるのではなくインプラント治療を優先する

治療後のメインテナンス

虫歯や歯周病は慢性疾患とよばれており、通常は発症や進行に時間がかかります。したがってこれらの疾患は予防が容易であるということを知っておかねばなりません。突然起こるトラブル(例えば転倒して歯が折れるなど)は予防の方法がありませんが虫歯や歯周病は予防が可能なのです。特に歯周病治療が終了した患者さんは3ヶ月毎の点検が必要です。治療後3〜4ヶ月が再発の危険性が高まる重要な時期であると、多くの科学論文が指摘しています。

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