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Archive for the ‘JIPI’ Category

Iberian Symposium in Madrid

1 月 26th, 2011
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2011年1月21、22日、スペインの首都マドリードでイベリアンシンポジウムが開催されました。

参加者は約3000人、その名の通り、イベリア半島つまりスペイン、ポルトガルを中心として、近隣のイタリア、フランスからの参加が多かったようです。ご存知のようにスペイン、イタリアはインプラント普及率が高く、その中でもナンバーワンのシェアーを誇るBIOMET 3i主催のシンポジウムということで規模の大きさは驚くものがあります。会場はスペイン有数の PALACIO DE CONGRESOS DE MADRIDでした。

dscn2904BIOMET 3iの巨大な看板と学会場。右手奥にはサッカーチーム、レアルマドリードの本拠地である巨大スタジアム、エスタジオ・サンティアゴ・ベルナビューが見えます。

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dscn2911日本人演者はおろか、参加者は私ひとりですが会場は満員。今回はPau Garcia氏が私の講演を聞き、ぜひともスペインでも話して欲しいとのリクエストがあり、友人のXavier もいることから昨年にも参加、会議をし、何回もメールでやり取りをした後にこの日が実現しました。何かコネを使ったわけではなく、努力を認めてくれ、純粋に先方からのオファーがあったことが何より嬉しいことでした。無理はいけません、出来ることを一歩ずつ!

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dscn2895Dr. Richard Lazzaraの講演からスタートしました。この同じ場に自分が立つんだと思うと、不思議と緊張よりもワクワク感が勝っていることに自分自身、驚きを感じました。残念ながら私のカメラでは自分の写真がありませんが、学会のオフィシャルカメラマンが写真を撮っていたのでそれを期待します。

dscn2900Dr Ueli Grounder 、もちろん、知らない人はいないであろう、世界を代表するスピーカーです。彼のテークホームメッセージは、何しろ、前歯のインプラントは慎重に診断し、良い治療結果を導き出すことである。そして、ひとたび審美的に良くない結果になってしまった場合には、それを取り戻すのに患者さんに多大な負担を強いることになる、、、と。テクニックの自慢ではなく、患者さんに配慮するその姿勢に感動しました。


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バルセロナから、、、

1 月 25th, 2011
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現地時間で25日(月)午後7時過ぎ、今回のツアーの全ての予定が終了しました。

今はホテルの部屋でくつろぎタイム。マドリード3泊、バルセロナ3泊の6泊8日の旅でした。今回の最大の目的はイベリアン・シンポジウムでの講演。私の出番は22日(土)の9時30分からのスタートでした。会場は3000人以上も入れるスペースがほぼ満席!演者はグルンダー先生をはじめとしたそうそうたるメンバー。

今回は私一人の旅、気楽さもありますが何しろひとり、メカニックスタッフとの打ち合わせも何も日本人は私一人なのです。講演中に写真を撮ってくれる人もいません。しかし!私の講演が終わり、壇上から降りると、Dr Xavier Vela-Nebot をはじめとしたBORG(バルセロナ・オッセオインテグレーション・リサーチ・グループ)の全メンバーが舞台の袖まで出迎えてくれて、その最初の言葉が「コングラチュレーション!」。異国の地で、ひとり頑張らねば!と思っていたのに、このことに感動して涙が出そうでした。実際少し出ました。リチャード・ラザーラ先生をはじめ多くの先生からも賛辞を頂き感激でした。シカゴではGood job! (よくやった!程度?)でしたが今回は、Congratulation! Very impressive! Outstanding presentation! との言葉を頂いたことは英語が少し理解できる私にとって誇りでした。

2008年のシカゴでの講演でもそうでしたが、私もこれまでここでは言えないことも、正直たくさんありました。人の感情はなかなか計り知れないものもあり悩んだ時期もありましたが、世界共通、頑張れば世間は認めてくれ、本当に応援してくれる人達がいるんだ!「本当の友情」に国籍や言語はないんだ!と痛感しました。

今回はひとりで海外に乗り込み、原稿無しで英語で巨大な学会で講演するという初めての経験をしました。私の考えでは、ネイティブ、つまり日本人なら日本語で、欧米人なら英語での原稿などありえません、厳しいようですがそれでは人前に立つ資格無しと考えます!当たり前ですが、今回も原稿を読む人はいませんでした。だって皆さん、それだけの先生だから演者に選ばれているのですから。

この旅は、何か自分に一つの区切りをつけ、過去をかえりみないで前進してゆく気持ちが固まった良い機会でした。私の考えは、「何か後輩の役に立てばいいかな?講習会や勉強会でもやろうかな?」程度のものではないということです。自分のため(これは正直にそう言わないとウソになります)、そして後続の若い先生のために、世界に向けて新たなケモノミチを切り開き、そして踏み石になれたなら本望です。頑張ります!

ある人が、とある有名なヨーロッパの先生に私を紹介してくれた際、「紹介しなくとももちろん私は知っているよ!」と言ってくれたことは嬉しかったです。いろいろなエピソードがありましたが、それは帰ったらゆっくり報告させていただきます。

最後に、日本にいる私の仲間、これをいつも読んでくれているみなさんです!に感謝

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JIPI 歯周病・インプラント治療研修会 歯周形成外科

1 月 17th, 2011
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1月15、16日、牧草歯科医院研修室にて今期5回目、歯周形成外科の研修会が開催されました。

ご参加いただいた先生は北は北海道、栃木、東京から広島まで、遠方から。本当にありがとうございました。

今回も人数制限をお願いする状態でのお申し込み状況にてご迷惑をおかけしました。

次回は2月19、20日、インプラント2次手術、インプラント補綴、咬合理論です。岡村先生、杉元先生の講義、ご期待ください!

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今回のテーマは歯周形成外科、このテーマは天然歯ばかりでなく、インプラントにも有用で、歯周病専門医が行う精度の高いインプラント治療の神髄です。

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15ある席は満席状態で、皆さん熱心に実習をされていました。キャリアに差はあれど、確実な術式を覚える、または再確認することは大切なことです。

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dscn2765毎回ここで書いていることですが、皆さんは私の講義、テクニックを学びに遠方から来られているのです。ですから全ての講義とデモは私自身が行います。これ、当然のことですよね!

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実習に使う模型は特別の歯肉が付いており、実際の臨床に極めて近いものです。今年から採用しています。インプラントも同様に来年からは新しい特別な模型を使っていきます。

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いつものことですが、土曜日の夜はお食事会で大盛り上がり!今回もOBの先生を交えて15人で焼肉屋に行きました。参加者、スタッフ、OBの先生、皆さんがヘルプしていただいて感謝しています。私の集りは変なしきたりやありがたい教典はなく、自己中心的なメンバーもいませんので、参加者全員が協力して運営されています。ですから、決してスマートではないかもしれませんが、手作り感満載でそれが楽しいです!

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JIPI “the Bite Club” 2011-1勉強会開催

1 月 14th, 2011
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1月13日(木)午後6時30分〜9時30分まで牧草歯科医院2階研修室にて本年1回目の勉強会を開催しました。

冒頭に、日本歯周病学会認定医、専門医取得のためのガイダンスと各種学会参加の案内をしました。

この中から、少しでも多くの歯周認定医、専門医の資格者が出ることを願っています。これは、個人の満足だけでなく、患者さんへの正当なアピールとして、インプラント患者さんの獲得や衛生士さんのモチベーションアップなど、医院経営にも有利に影響することは当然であり、正しく学び、健全な医院経営をするというダブルの効果があることをお話しました。

続いて、私が来週にスペインのマドリッドで講演する内容を日本語で、その後、杉元先生の咬合のお話をはさんで、最後にもう一度私が同じ内容を英語で講義するという順序で進行していきました。

今回も参加者は25名、会場はほぼ満席で活気ある勉強会をすることができました。新しいメンバーに加えて、最近では大学医局時代の仲間や以前に共に勉強していた先生の参加もあり、楽しく勉強させていただいています。

e58b89e5bcb7e4bc9a20111-1杉元先生の今回のテーマは、アンテリアガイドについて。補綴物の長期的な維持安定に必要な配慮について詳細に講義していただきました。

e58b89e5bcb7e4bc9a2011-1-2ディスカッションでは、いつも楽しく意見交換をさせて頂き感謝しています。目から鱗のお話に参加の先生もメモを取るのが必死な様子でした。

e58b89e5bcb7e4bc9a2011-1-3最後列は、岡村、松岡の奈良コンビ。松岡先生はこの4月から大学で矯正を勉強しに行くことになり、このコンビは矯正チームでもあります。勉強会のご意見番、岡村先生も真剣な表情で杉元先生のお話を聞いています。

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新年あけましておめでとうございます。

1 月 5th, 2011
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当医院も今日から仕事はじめです。

今年もよろしくお願いいたします。本年もスタディグループのありかたを真摯に考えながら、皆さんと共に学ぶことを楽しみにしております。

私の考えは、会や主宰者のための講習や勉強会ではなく、皆さんが、地に足をつけて、本当の患者さんの幸せのために歯科医師としてどう貢献したいかを考える場を提供することです。

インプラント、インプラントと、何でもインプラントであったり、保存可能な歯をインプラントの犠牲になって抜歯することへの警鐘をならすことが歯周病専門医・指導医の仕事であると考えています。

スペインでの講演の私の最後のコメント。

To end my presentation, I would like to say that,,,,,

Implant treatment is very useful and can give wonderful results.

But, as a Periodontist, my priority is to save Natural teeth if possible.

Because Natural teeth are even more wonderful!

日本語訳

最後に私が言いたいことは、インプラント治療は素晴らしい治療法でとても良い結果をもたらす。しかし、歯周病専門医として、私の最優先すべき仕事はもしも可能であれば天然歯を保存することです。なぜなら天然歯はインプラントよりももっと素晴らしいものだから。


近々の予定

1月13日(木)午後6時30分〜9時30分 JIPI “the Bite Club”定例会

本年より正式に日本歯周病学会認定医、専門医、指導医育成のプログラムとしてスタートいたします。

演者 牧草 一人、杉元 敬弘


1月15(土)、16(日)JIPI ペリオ・インプラント研修会

第5回 歯周形成外科 場所:牧草歯科医院2階 研修室


1月19日〜26日

スペイン、マドリッド〜バルセロナの旅

21、22日 イベリコシンポジウム 講演(45分)

23、24日 バルセロナ、DR Velaの医院訪問および共同研究会議


2月19(土)、20(日)JIPI ペリオ・インプラント研修会

第6回 インプラント補綴 場所:BIOMET 3i 本社 研修室


2月27日(日)JIPI ペリオ・インプラント研修会

アドバンスプログラム:サイナスフロアエレベーション 場所:BIOMET 3i 本社 研修室



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