いよいよアメリカ出張です!
25日からアメリカのインプラント学会(AO Academy of Oseointegration)に行ってきます。行き先はカリフォルニア州のサンディエゴという都市で、私は2度目の訪問です。
(2006年WBC決勝で日本が世界一になったペトコ・パーク球場のある街です)
私の予定は、BIOMET 3iというインプラント先進国アメリカでもナンバーワンのインプラントメーカーの副社長との会議、開発担当者との会議、スエーデンのドクターとの会議、今年にアメリカで発表する論文の最終確認、スペインの研修グループとの共同研究の打ち合わせなど、予定が目白押しです。
今回の渡米は、私の英語の先生、ダグラス(Dougie)氏が同行してくれます。Dougieはスコットランド出身で、現在は京都在住のナイスガイです。サンディエゴでは2人でゴルフをする予定です。
admin 海外出張
私は、OJでは2005年にミッドウィンターミーティング、2006年に年次総会(シンポジストとして講演)、と2回スピーチの機会をいただいています。今年の各発表者の内容を要約すると、下記のキーワードが浮かび上がってきます。
- 治療期間の短縮(即時負荷、即時埋入)
- CTの利用
- コンピュータガイドシステム
- 審美領域へのインプラント
これを集めてくれば、「治癒期間の短縮を目的とした、CTおよびコンピュータガイドシステムによる即時負荷(埋入)インプラント」という演題が自然に完成してしまいます。つまり、これが現代のインプラントの潮流ということになります。
それ以外にもいくつか器械や機材のテーマが出されていましたが、やはりここでは皆さんの関心度の高い「現代のインプラントの潮流」についてお話するのがよいでしょう。
13演題中前述の4つのキーワードのどれかが入っているものは9演題であることから現在、いかにこの分野に関心が高いかがおわかりでしょう。私の感想としては、みなさん、前歯のインプラント治療が上手だったことです。
しかし、座長をされていた先生や私が尊敬するファウンダーの本多先生などは、器械、機材ありきの治療法や治療計画に苦言を呈する場面もあり、私と全く同感でした。医療のゴールは「患者さんの幸せ」です。そのために私たちは、過去を踏まえ、現在を検証し、新しいテクノロジーを取り入れていくべきだと考えます。
牧草の考え
- CTは、インプラント治療に必要不可欠になりつつある。
- コンピュータガイドシステムは、今後発展していくであろう。
- 前歯単独のインプラントでは、即時プロビジョナライゼーションが有効であろう。
- 症例選択が正しければ、即時埋入、即時負荷で良好な結果が得られるであろう。
もちろん、これらの項目を満たすには、診査・診断・治療計画、外科・補綴の基本手技が重要なファクターであることはわざわざ述べるまでもないことである。
admin 医療従事者の部屋, 国内出張
2月7日は宝塚の歯科医院に出張手術に行ってきました。
私のように他の医院に出向いて手術するドクターのことをフライングサージャン(Flying Surgeon)といいます。直訳すると、空飛ぶ(Flying)外科医(Surgeon)ですが、まさに飛行機、新幹線、車で全国の歯科医院からの依頼にお応えしています。
当日は牧草歯科医院の若手有望歯科医師の小川智功先生と麻酔専門医の松田佳子先生の3人のチームでした。辰巳先生は私が主宰する研修会で歯周病・インプラントの専門教育を受けられ、ご自身でもインプラント治療をされているのですが、レベルアップのために実地指導を希望され、私の指導のもと、素晴らしい手術をされていました。
また、別の患者さんは非常に高度な手術が必要だったことから、私が手術を担当いたしました。治療期間を短縮するために、抜歯と同時に上顎と下顎にインプラントを9本入れる手術を行いました。長時間のオペだったので終わった後は写真のように疲れ果てていましたが、患者さんの喜んでおられるお顔が私の疲れを癒してくれます。
その後
大阪の梅田にあるブリーゼブリーゼという複合ビルにあるお寿司屋さん(赤石鹿ノ瀬寿司 電話:06-6345-7006)に行って美味しいお魚をいただきました。
(赤石鹿ノ瀬寿司さんの紹介サイト→http://r.gnavi.co.jp/c807703/)
このお寿司屋さんは、魚にうるさい牧草としては、値段もお手頃でお気に入りの一店です。
電話番号はお店の了解を得て記載しています。
宝塚方面の患者さんは、辰巳歯科(電話0798-51-6480、宝塚市仁川月見ガ丘2?57、阪急今津線仁川駅)で歯周病・インプラントのご相談をされてはいかがでしょうか。
もちろん高度先端医療については私たちがサポートいたします。
admin 国内出張