日本歯周病学会 春季学術大会参加
さる5月26〜28日、福岡国際会議場(福岡県福岡市)にて日本歯周病学会 春季学術大会(第54回)が開催されました。私も専門医、指導医として学会参加してまいりましたが、今回の最大のトピックスは当院勤務の奥野 博人先生が専門医ポスター発表することでした。
タイトル:慢性歯周炎患者に歯周組織再生療法、矯正治療、インプラントを含む包括的治療を行った一症例
A case Report of Comprehensive Treatment with Periodontal Regenerative Therapy, Orthodontic Therapy and Implants for a Patient with Chronic Periodontitis.
○奥野 博人、牧草 一人、岡村 大、松岡 美樹、中道 里佳
牧草歯科医院
Hiroto Okuno, Kazuto Makigusa, Masaru Okamura, Miki Matsuoka, Rica Makamichi
Makigusa Dental Clinic
写真整理からポスター制作、宿泊、交通手段、懇親会の手配まで、このメンバーが協力してこの日を迎えることができました。奥野先生も感謝していましたが、私も皆さんの頑張りに拍手したいと思います。
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インプラント華やかなりし昨今、この症例は下顎大臼歯部に2本のインプラントを使用していますが、それ以外は歯周組織再生手術、歯周形成外科手術、矯正治療を組み合わせて出来るだけ歯を保存し、治療をを終え、初診時から6年が経過しています。もちろん、歯科衛生士さんの協力と努力は必須であり、外科を得意とする先生が『それ〜!インプラント〜突撃〜」みたいな治療ではありません。地道な歯周病治療、全ては患者さんの幸せのために!
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身びいきではなく、本当にこの日一番の人だかりが出来たプレゼンテーション。人が集りすぎて奥野先生の写真を撮るのも苦労するほど。内容もですが、歯周病学会認定専門医研修施設 牧草歯科医院、指導医 牧草一人という立場の重要性を再確認しました。
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座長の林 丈一郎先生から神妙なおもむきで感謝状を頂く奥野先生!