7月3日(土)、4日(日)、牧草歯科医院2階研修室にて2010-2011年の第1回目研修会が終了しました。第1回目の今回は、JIPIの基本コンセプト、歯周病とインプラントの分野における世界的な潮流、インプラント時代における抜歯の判定基準、診査診断のための資料採取について講義をしました。今期も15名の先生を迎えてのコース。今後ともよろしくお願いします。
医院の2階ということで、例年通りアットホームな雰囲気で研修がスタートしました。
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私の交友関係から、海外の著名な先生の医院での手術風景などを見ながら、毎年、最新の情報をお伝えしています。
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一方的に講義を聴くのではなく、私の症例を見ながら、参加者とスタッフがさまざまな議論をする時間を設けています。このことで、毎年、その年のカラーが出る、受講生参加型の講習会が構築されていきます。
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スタッフ、衛生士チームも後ろのほうで熱い議論をしていました。
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研修医も受講生に混ざってお勉強です。歯科医院での卒後研修を受けている先生もコースに無料で参加できるのは大きなメリットです。もちろん、雑用もしていただきますが(笑)
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初日の最後は、マーク・ネビンス先生と一緒に写っているこの3人がボストンでの学会レポートとともに、そこで聞いたJoseph Kan先生のプレゼンを解説してくれました。まだまだ若い先生たちですが、DVDを何回も聞き直しながら(もちろん英語です)、たいへん素晴らしい発表をしてくれました。私はその姿をとても誇らしく思いました。
Facial gingival stability following immediate tooth replacement in the esthetic zone
Joseph Kan
審美領域における抜歯即時インプラント埋入後の唇側歯肉の安定について
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資料採取では、私のスペシャルなデジタル一眼レフ(ニコン製)を実際に手に取って性能を実感していただきました。
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日曜日には、奈良県で開業されている歯周病専門医である宮本先生も参加いただきました。これからもよろしくお願いします。
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最後の質疑応答は奥野博人先生が担当してくれました。彼も年々成長していて、将来が有望な若手の先生です。私は日頃あまり誉めたりはしませんが、先生の成長をしっかりと見ていますよ!
admin JIPI, 医療従事者の部屋, 講演・執筆
今期に受講される先生、新しい出会いを楽しみにしています。頑張って勉強しましよう!
JIPIコース第1回目の冒頭にするお話
1993年頃より私と岡村先生が中心となり、わずか5名で「明日の歯科医療を考える会:SC会」というものを作り、そこから発展したものこそがAPI-Japanであり、2003年からコース運営などを行うようになりました。
この形はやがて爆発的な変化をもたらし、やがて、多くの社会的影響を及ぼすようなスタディグループに発展しました。これは、タイミング、運、時期などの好条件がたまたま全て揃ったことが大きな推進力となったのですが、もちろんメンバー全員の努力あってのものです。
しかし、その後に私が考えたことは、組織が大きくなると、膨大なエネルギーが組織運営に割かれ、その上に追われる者のプレッシャーがのしかかるので、2008年頃には「自分は何をしているのか?」「他のメンバーは何を考えているのか?」「受講生は何を求めているのか?」という基本的な問いにさえも、答えるのが困難になってきました。
そこで、2009年からは16年前の気持ちに戻って、小さくてもいいから、メンバーや受講生と膝をつき合わせて、共に学ぶような組織、つまり「寺子屋」のようなものを創り、若い先生達と共に学ぶような地に足がついた環境作りをしようと考えました。
そこで考えた私の目指すべき道は、「講習会屋」や「講演屋」ではなく、本当の意味での正しい医療を患者さんに提供できるような先生の集まりを構築することだと考えました。
私は、大学や大きなスタディグループを「豪華客船」になぞらえます。もちろん、そこでも素晴らしい教育があり、優れた指導者はおられます。しかし、豪華客船の乗員は、少々さぼっていても、たとえ何もしなくとも船はとりあえず前に進みます。それで安心してしまうことが問題なのです。私のイメージは「海賊船」です。海賊船の設備、乗員数、知名度、安心感は、豪華客船ほどではありません。したがって、その乗員は全員が何らかの仕事をせねば船は前には進みません。
そこで行う仕事は、全てが立派なものでなくとも、「皆が力を合わせて、少しずつでもいいから、自分たちの力で!前に進む!」ということが大切なのです。 そのための捨て石となることこそが私の歩むべき道であろうと!
そして、ここで学ばれた先生は、それぞれが独立され、独自の海賊船を作り、巣立っていってください!大きな豪華客船を1つ作るよりも小さな海賊船の船団ができればいいですね!1つの医院単位、3〜4人の小グループ、10人程度のグループ、それぞれのリーダーがキャプテンです。時々は集まって海賊会議を開きたいですね!
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さあ! 皆さんも海賊船に乗って、大海原を自由自在に旅してみませんか!
admin JIPI, 医療従事者の部屋, 患者さんの部屋, 秘密の部屋, 講演・執筆
誠に申しわけありませんが、8月26日(木)を9月2日(木)に変更させていただきます。
週明けには事務局からご案内を郵送する予定ですが、詳しくは、池永まで(0774−62−5210)
また、新規で案内をご希望される先生も、ご遠慮なくお問い合わせください。
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テーマ 開業医がすぐに取り組める総合治療計画のヒント!
「歯周病・インプラント治療を考慮した総合治療計画のすすめ」
今回は症例検討会、4名の先生に症例発表をお願いしています。参加ご希望の先生は、牧草歯科医院 池永までお問い合わせください。原則としてJIPIコース受講者対象のプログラムですが、一般の参加も可能です(人数制限はありますが)。また、このプログラムは歯周病専門医取得のための研修プログラムとして運営しています。
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参加希望の先生は、お名前、電話番号、メールアドレスを記載のうえ、9月勉強会に参加する!と書いてFAX(0774−62−9788)にてお知らせください。
場 所:牧草歯科医院2階 研修室
時 間:午後6時30分〜9時30分
参加費:4,000円(お茶、弁当代こみ)
admin JIPI, 医療従事者の部屋
プレシンポジウムの休憩時間
BIOMET3i のブース。1社でこれだけのスペースを確保しているのはここだけです。休憩時間には、スターバックスのコーヒーサービスがあり、もちろん無料、飲み放題(笑)世界的なユーザーの多さには驚きます。私もここでは紹介できないくらいの多くのスタッフや先生と再会できて、とても楽しく過ごせました。やはり、こればかりは、出会った回数が勝負です。何回も何回も海外へ出て会っていると、自然と笑顔で挨拶し、握手、そこからさまざまな話へと発展していきます。私は、けっして「井の中の蛙」にはならないで、苦難はあっても大海へ漕ぎだそうと思っています。ジャック・スパロウのように、最後はたとえ1人であっても、、、、日本男児ですもの!私の最も嫌うもの、後だしジャンケンと努力なく他人を羨むこと。No pain No gain!
私の見ている限りでは、日本の先生のレベルは非常に高いです。若い先生も、勇気をもって羽ばたきましょう!世界は皆さんを待っていますよ!
Knock, and it shall be opened to you!
叩けよ、さらば開かれん!
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学会場の入口にあるBIOMET3i の巨大ブース、多くの先生が交流する場となっています。
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ブースの各所には、デジタル映像にてさまざまな商品の紹介がなされています。
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BIOMET3i 本社のスタッフ、左の女性メリッサと、右の男性ラース副社長とともに
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今回お世話になった、BIOMET3i Japan の栄さんと後藤さん、いろいろありがとうございました。
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マーク・ネビンスとの再会、よくメールでもやり取りし、旧知の仲です。
彼はここ、ボストンで開業する歯周病専門医であり、世界をリードする若手歯科医師のホープです。
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2011年1月、スペインのマドリッドにて、BIOMET 3i のシンポジウムが開催されますが、そこで私は45分間のスピーチを行うことが本決まりとなりました。テーマは、「前歯部における抜歯即時インプラント埋入」、もちろんこれだけでは面白くありません。プラットフォームスイッチングの理論といくつかの革新的な技術を使った方法を組み合わせた内容のお話をする予定です。現地からの申し入れに対して、私は通訳は必要ないので英語での講演をすると言ってしまいましたのでもう後には引けません(笑)いよいよ、英語力を鍛えなければと思っています。
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一度、学会や観光でスペインに行ってみたいと思われている人は、ご遠慮なく私に連絡してください。
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