今期に受講される先生、新しい出会いを楽しみにしています。頑張って勉強しましよう!
JIPIコース第1回目の冒頭にするお話
1993年頃より私と岡村先生が中心となり、わずか5名で「明日の歯科医療を考える会:SC会」というものを作り、そこから発展したものこそがAPI-Japanであり、2003年からコース運営などを行うようになりました。
この形はやがて爆発的な変化をもたらし、やがて、多くの社会的影響を及ぼすようなスタディグループに発展しました。これは、タイミング、運、時期などの好条件がたまたま全て揃ったことが大きな推進力となったのですが、もちろんメンバー全員の努力あってのものです。
しかし、その後に私が考えたことは、組織が大きくなると、膨大なエネルギーが組織運営に割かれ、その上に追われる者のプレッシャーがのしかかるので、2008年頃には「自分は何をしているのか?」「他のメンバーは何を考えているのか?」「受講生は何を求めているのか?」という基本的な問いにさえも、答えるのが困難になってきました。
そこで、2009年からは16年前の気持ちに戻って、小さくてもいいから、メンバーや受講生と膝をつき合わせて、共に学ぶような組織、つまり「寺子屋」のようなものを創り、若い先生達と共に学ぶような地に足がついた環境作りをしようと考えました。
そこで考えた私の目指すべき道は、「講習会屋」や「講演屋」ではなく、本当の意味での正しい医療を患者さんに提供できるような先生の集まりを構築することだと考えました。
私は、大学や大きなスタディグループを「豪華客船」になぞらえます。もちろん、そこでも素晴らしい教育があり、優れた指導者はおられます。しかし、豪華客船の乗員は、少々さぼっていても、たとえ何もしなくとも船はとりあえず前に進みます。それで安心してしまうことが問題なのです。私のイメージは「海賊船」です。海賊船の設備、乗員数、知名度、安心感は、豪華客船ほどではありません。したがって、その乗員は全員が何らかの仕事をせねば船は前には進みません。
そこで行う仕事は、全てが立派なものでなくとも、「皆が力を合わせて、少しずつでもいいから、自分たちの力で!前に進む!」ということが大切なのです。 そのための捨て石となることこそが私の歩むべき道であろうと!
そして、ここで学ばれた先生は、それぞれが独立され、独自の海賊船を作り、巣立っていってください!大きな豪華客船を1つ作るよりも小さな海賊船の船団ができればいいですね!1つの医院単位、3〜4人の小グループ、10人程度のグループ、それぞれのリーダーがキャプテンです。時々は集まって海賊会議を開きたいですね!
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さあ! 皆さんも海賊船に乗って、大海原を自由自在に旅してみませんか!
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2011年1月、スペインのマドリッドにて、BIOMET 3i のシンポジウムが開催されますが、そこで私は45分間のスピーチを行うことが本決まりとなりました。テーマは、「前歯部における抜歯即時インプラント埋入」、もちろんこれだけでは面白くありません。プラットフォームスイッチングの理論といくつかの革新的な技術を使った方法を組み合わせた内容のお話をする予定です。現地からの申し入れに対して、私は通訳は必要ないので英語での講演をすると言ってしまいましたのでもう後には引けません(笑)いよいよ、英語力を鍛えなければと思っています。
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一度、学会や観光でスペインに行ってみたいと思われている人は、ご遠慮なく私に連絡してください。
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私は一人、伊丹空港から羽田へ飛び、そこからリムジンバスにて成田へ。成田からミネアポリスを経由してボストンに入りました。他の3名のドクターは私より1時間程度早い便でデトロイト経由でボストンに入っており、午後8時頃、学会場でもあるマリオットホテルコプレィプレイスのロビーで合流しました。
コプレィプレィスの辺りは、マリオットホテル、ウエスティンホテル、ショッピング街、レストラン街、プルーデンシャルセンターが連絡通路で繋がっており、雨の日でもほとんど傘を持たずとも歩ける非常に便利な所です。
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着いたその日は、ホテルで荷解きをするだけで、すぐに夕食、隣のマリオットホテルにあるシーフードレストランにて無事の到着に乾杯!そして美味しいお料理をいただきました。
ボストンと言えば、ローオイスター!いわゆる生かきです!海が近く、鮮度が勝負のこの食材、本当に美味しいですね!
そして、生かきとくれば、ポン酢!ここにある「ゆずぽん」はまさか、お店のものではありません(笑)日本から持参した「マイゆずぽん」です。これは海外出張の必携品、あらゆる食事の時に大活躍です!
そしてロブスター!一人に一匹!ちなみに殻は食べられません。そしてなんといっても、エプロンが最高ですね!
この日、いただいたワインは、Buena Vista、品種はピノノワールです。軽くて、華やかで、シーフードとの相性もよく、とても美味しく頂きました!
食後の記念撮影、みんな酔っぱらっています(笑)明日からの学会に向けて、十分鋭気を養い、この日は早々に就寝です。ちなみにこの日の食事代は1人単価7000円以下、この内容からすればリーズナブルですね?
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6月6日(日)、牧草歯科医院の院内研修会を行いました。参加者はドクター9名(阿部先生は発熱のため欠席、恐らく初の海外出張を控えての知恵熱との話でした)、日曜日にもかかわらず、本当に皆さん勉強熱心です!午前10時からスタートし、午前中はアイキャット社のサポートによるコンピュータ診断のハンズオン、午後は私と岡村先生が、一眼レフカメラによる口腔内写真撮影、CT、パノラマ、セファロなど、診査・診断のための正しい資料採取法、最後に岡村先生が日常臨床における補綴手技の勘所について講義と実習を行い、午後5時に終了しました。参加した若い先生、指導していただいた岡村先生、お疲れさまでした。
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テーマ1:
アイキャット社によるランドマーク(コンピュータシュミレーションソフト)を使ったインプラントの診査・診断
テーマ2:
各種医療機器の正しい取り扱い法と診断法
テーマ3:
日常臨床における補綴手技の勘所
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朝のスタートはアイキャット社の西川恒平氏によるプレゼントハンズオンでした。ドクター1人にコンピュータ1台という素晴らしい環境で、実際のインプラント治療計画をシュミレーションしていきました。西川氏の内容は、さすがに良くトレーニングされており、非常にわかりやすいプレゼンでした。
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実際のハンズオン風景、この日は卒後研修医3名も参加していましたが、インプラント治療の実際だけでなく、解剖学の勉強にもなり、このような講義は、卒前教育の場でも取り入れていくべき時代になってきていると痛感しました。特にこのソフトは、直感的であり、インプラント体そのものの中心軸の断面を見れるなど、優れた点が多く、そして何より導入コストが安いことが若い先生たちにとって魅力です。
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院内のCT撮影装置を使って、実際の撮影トレーニングを行いました。最良の治療計画は、正確な診断から生まれ、正確な診断は、適正な資料がそろわないと行えません。衛生士さんなどのスタッフ任せではなく、まずは自分自身が使いこなせなければ意味がありません。
岡村先生の言葉、、、「皆さんはいずれ開業し、スタッフを指導する立場になります。その時に自分が正しい方法を知らなければ、誰がフタッフを教育していくのですか?」
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最後のプログラムは、実際の症例を用いての補綴講義、大学卒業後、20年間、補綴を勉強されてきた先生のお話は説得力があり、若い先生にはとても有益だったようです。理論も大切ですが、歯科医師は手を動かしてなんぼ!の世界でもあります。皆さんの熱気に、4時の予定を1時間もオーバーして、午後5時に全てのプログラムが無事終了しました。お疲れさまでした!
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インプラント治療が終了した患者さんからのお話。
患者さんのホームページに私の医院のことを載せて頂きました。
http://t-oouchi.blog.ocn.ne.jp/takashi/
普通に食べれる喜びを味わっている、費用もかかったが入れ歯にするより良かったと、、、
私たちは、このような出来事を本当に嬉しく思います。なぜなら、私たちは、自己満足や講演のネタ作りのためではなく、患者さんの喜びのために日々仕事をしているのですから。
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現代のインプラントはとても素晴らしい治療であることは疑いのない事実です。しかし、そのインプラントにもいくつかの問題(克服すべき点)はあります。
1、信頼できる先生を探すのが難しい
2、治療費が高額である
3、天然歯の歯周病治療を終えておく必要がある
4、外科手術が必要である
5、状態によっては長い治療期間が必要となることがある
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信頼できる先生と出会い、これらの問題点を克服することができるなら、その患者さんには、インプラントの素晴らしい恩恵が届くのです!私たちは、そのために仕事をしています。
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