本年2回目の海外出張(6月1日〜11日)
今回の主な渡米目的は、BIOMET 3i主催のニューヨーク大学(NYU)インプラント研修に参加することです。ニューヨーク大学の歯学部のインプラント治療は、世界的にも最先端であることは有名で、歯周病・インプラントセクション主任教授のDennis Tarnow先生は世界のインプラント界をリードする素晴らしい先生です。
ターナー先生と(2008年シアトルにて撮影)
私個人の目的は、何か新しいことを学びに行くというのではなく、「現在、アメリカの大学では、どのようにインプラントを教育しているのか」をリサーチすることです。
それだけではもったいないので、今回は先にボストンに行き、マーク・ネビンス(Marc Nevins)先生の医院訪問、ハーバード大学歯学部訪問を予定しています。
マークは、アメリカの新進気鋭の歯周病・インプラント専門医ですが、彼のお父さんは、かの有名なマイロン・ネビンス(Myron Nevins)先生で、彼はアメリカ歯周病学会会長など要職を歴任され、現代の歯周病学をリードしてきた世界的なリーダーです。マークとは、2006年に日本のインプラント学会(OJ)でのシンポジュウムで共演したことから知り合いになり、今回の医院訪問が実現しました。
ハーバード大学は、その存在を知らない人はいないでしょう。1636年創立のアメリカ最古の大学で、オバマ大統領を含む7人のアメリカ大統領、19人のノーベル賞受賞者を輩出し、2007年には世界大学ランキング単独1位になっています。マークもハーバード大学の臨床教授です。
マーク・ネビンスと(2006年大阪にて撮影)
ハーバード大学歯学部(2005年撮影)
その後、ニューヨークに移動し、ニューヨーク大学(NYU)の歯学部を訪問する予定です。私がニューヨークに到着した2日後に日本から20人程の先生が来られ、研修に参加されることになっているようです。私も研修に参加し、11日に帰国する予定です。
今回は、インフルエンザの問題があり、最後まで渡米をするかどうかを悩んでいましたが、現在、日本国内でも蔓延期(特に関西は)に移行し、空港での検疫の撤廃もされたとのことで、現地の人の情報を基に、医院、大学病院以外は出歩かないようにすることで対応することが可能と考えました。タミフルの予防投与は現在検討中です。健康にくれぐれも注意し、患者さんの幸せのため、後進の先生の教育のためにしっかりと学習してまいります。
帰国後は、前回のように出張レポートを作成したいと考えています。
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