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Archive for the ‘海外出張’ Category

アメリカ歯周病学会(AAP)2000年→2010年への道

7 月 20th, 2010
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今年は10年ぶりにアメリカ歯周病学会(AAP)がハワイのホノルルで開催されます。今年は3年に一度のPRD(すでに気になる記でレポート済み)、4年に1度の日本国際歯科大会(10月8、9、10日、私の講演は9日)、10年に1度のハワイでのAAPが同時開催される年です。これが同じ年に開催される条件は3、4、10の最小公倍数、つまり60年となり、次は60年後、私が生きていたら110歳となり、事実上参加は不可能です。私は、今年それら全てに参加できることをとても喜んでいます。

2000aap-42000年のAAPの商業展示風景。奥にはエムドゲインのBIORA社、エムドゲインは現在ストローマン社にて販売されており、私がメンターをしているBIOMET 3i 社は3iのままです。時代の流れを象徴する写真ですね!

2000aap-2商業展示場のすぐ入口には3i 社の展示ブースがあります。この頃より歯周病学会では多くのインプラントメーカーの巨大ブースが出現しだし、歯周病治療におけるインプラントの時代の夜明けを強く感じさせられるようになりました。

2000aap10年前ということは、私は40歳!お腹も出ていず、まだまだ若いころですね。ちょうどこの頃より現在の自分を明確にイメージし、がむしゃらに努力しだした時期でもあります。今、私はこの年代の先生方と接する機会が多く、頑張っておられる先生を心から応援しています。皆さんには必ず明るい未来が待っていますよ!

2000aap-3学会終了後、ホノルルのダウンタウンにある私の行きつけのお寿司屋さん、柳寿司の前で故今井久夫教授とツーショット。二人ともアロハシャツでハワイを満喫していました。私の時代、メンターを見つけるのがとても困難でしたが、今井先生には公私共に本当にお世話になりました。叱られたことも多くありましたが(私の素行が悪いのですが)、もう2度とお顔を見れないと思うと、本当に残念です。皆さんも、メンターというと緊張したり、煙たかったりすることもあるかもしれませんが、私はもう2度とその心の師には会えないのです。若い先生方も今を大切にし、心の底から信じれるメンターを見つけ、そしてその関係を長く大切にしてください。そして良く考えてください。本当に信頼出来る師とは何か?

私にとっては、自分を犠牲にしてでも後輩と真剣に向き合ってくれる、怖くもあり、優しくもある先生でした。今、私は師を失い、そしてまた、自分が師の見習いをしていますが、この写真を見るたびに、これからもお付き合い頂ける若い先生のために非常に微力ではありますが、頑張っていこうと再確認しています。

このお話はクインテッセンスのコラム「残像」にも掲載されています。詳しくは私までお問い合わせください。

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ツイッター!

7 月 14th, 2010
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3月末から始めたツイッターも271人のフォロワーさんに!

歯科医師、歯学生、歯科衛生士さんばかりか、フォロワーさんは多種多様。

好きなこと、オンタイムで呟いていますので、よろしくお願いします。

何と、気がつけば1000以上も呟いていました!

牧草 一人(歯科医師)

KazuMakigusa

で、ヒットします!

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PRD ボストンでの学会レポート4

6 月 23rd, 2010
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プレシンポジウムの休憩時間

BIOMET3i のブース。1社でこれだけのスペースを確保しているのはここだけです。休憩時間には、スターバックスのコーヒーサービスがあり、もちろん無料、飲み放題(笑)世界的なユーザーの多さには驚きます。私もここでは紹介できないくらいの多くのスタッフや先生と再会できて、とても楽しく過ごせました。やはり、こればかりは、出会った回数が勝負です。何回も何回も海外へ出て会っていると、自然と笑顔で挨拶し、握手、そこからさまざまな話へと発展していきます。私は、けっして「井の中の蛙」にはならないで、苦難はあっても大海へ漕ぎだそうと思っています。ジャック・スパロウのように、最後はたとえ1人であっても、、、、日本男児ですもの!私の最も嫌うもの、後だしジャンケンと努力なく他人を羨むこと。No pain No gain!

私の見ている限りでは、日本の先生のレベルは非常に高いです。若い先生も、勇気をもって羽ばたきましょう!世界は皆さんを待っていますよ!

Knock, and it shall be opened to you!

叩けよ、さらば開かれん!

e3839ce382b9e38388e383b3efbc94e28892efbc91学会場の入口にあるBIOMET3i の巨大ブース、多くの先生が交流する場となっています。

e3839ce382b9e38388e383b3efbc94e28892efbc92ブースの各所には、デジタル映像にてさまざまな商品の紹介がなされています。

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BIOMET3i 本社のスタッフ、左の女性メリッサと、右の男性ラース副社長とともに

e381bce38199e381a8e38293efbc94e28892efbc94今回お世話になった、BIOMET3i Japan の栄さんと後藤さん、いろいろありがとうございました。

e3839ce382b9e38388e383b3efbc94e28892efbc95マーク・ネビンスとの再会、よくメールでもやり取りし、旧知の仲です。

彼はここ、ボストンで開業する歯周病専門医であり、世界をリードする若手歯科医師のホープです。


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2011 スペインでの講演、決定!

6 月 23rd, 2010
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2011年1月、スペインのマドリッドにて、BIOMET 3i のシンポジウムが開催されますが、そこで私は45分間のスピーチを行うことが本決まりとなりました。テーマは、「前歯部における抜歯即時インプラント埋入」、もちろんこれだけでは面白くありません。プラットフォームスイッチングの理論といくつかの革新的な技術を使った方法を組み合わせた内容のお話をする予定です。現地からの申し入れに対して、私は通訳は必要ないので英語での講演をすると言ってしまいましたのでもう後には引けません(笑)いよいよ、英語力を鍛えなければと思っています。

一度、学会や観光でスペインに行ってみたいと思われている人は、ご遠慮なく私に連絡してください。

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PRD ボストンでの学会レポート3

6 月 23rd, 2010
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Pre-Symposium Sessions Thursday, June 10, 2010 - 8am to 5pm

Contemporary Concepts in Implant Dentistry  :Sponsored by BIOMET 3i

インプラント歯科学における現代のコンセプト

Moderator, Dr. Richard J Lazzara

モデレーター リチャード・ラザーラ先生

Dr. Alan Meltzer : New treatment protocols for challenging clinical situations; Management of infected sites, immediate molar replacement and dealing with implants

難易度の高い臨床ケースにおける新しいプロトコル:感染術野への対応、臼歯部への即時埋入、インプラントの取り扱い方

Dr. George : Precision, aesthetics and simplicity of CAD/CAM abutments and frameworks

精密かつ審美的でシンプルなCAD/CAMアバットメントとその仕組み

Dr. Michael Block : Management of the facial gingival margin

唇側歯肉マージンのマネージメント

Dr. Ziv Mazor : Innovative techniques and materials for augmenting the deficient ridge

骨欠損を伴う顎堤への増大に対応する革新的なテクニックとマテリアル

Dr. Ueli Grunder : How much surgery is needed to achieve an ideal aesthetic result with implants?

インプラントによる理想的とされる審美的な治療結果を導き出すためには、どれくらいの外科が必要なのか?

Dr. Stephen Chu : Immediate  versus delayed provisional restorations for anterior implants: Is it important for teeth or tissue?

即時 VS 待時 前歯部におけるインプラント治療へのプロビジョナルレストレーション:それは歯と周囲組織にとって重要なことなのか?

Dr. Markus Huerzeler : Preserving the volume of the extraction site in the aesthetic zone - Is it possible?

審美領域における抜歯部位のボリュームの温存−それは可能か?

Dr. Craig Misch : Enhancing outcome with bone augmentation for implant placement

インプラント埋入のための骨造成による治療成績の向上

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この日は3つあったプレシンポジウムの中でも最大の会場はBIOMET 3i のものでした。グルンダー先生をはじめとするそうそうたるスピーカーが次々に登壇し、素晴らしい講演をされていました。一応念のために、、、BIOMET3i は世界ではこんな企業なのです。

e38397e383ace382b7e383b3e3839defbc93ニューヨーク大学でお世話になった、ステファン・チュウ先生の講演は華やかであいかわらず素晴らしいものでした。彼は、かのデニス・ターナー先生の補綴を担当していることはあまりにも有名な話ですよね。

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