東京出張
3月28日(土)、29日(日)の週末は東京に出張してきました。
東京は少し肌寒く、神田川沿いの桜は5分咲き程度でしたが、人も少なくとてもきれいでした。
神田川沿いから、椿山荘(1878年、明治の元勲 山形有朋公によって造られた約2万坪の自然主義庭園)の庭園に入れます。敷地内には椿山荘プラザとフォーシーズンズホテル椿山荘があり、とても、自分が東京の都心部にいるとは思えないような風景でした。
今回もいくつかの仕事をこなしてきたのですが、今回は上野博司先生(東京都練馬区開業)との出会いのお話を紹介いたします。
とある歯科関係のかたのご紹介で、夕食をご一緒させていただきました。上野先生は38才という若さで新進気鋭の先生です。
ザ・クインテッセンスの若手歯科医師・投稿欄「New Essence : the Debut」にも2008年3月号に論文が掲載されました。医療に対する真摯な取り組みは賞賛できるものでした。
タイトル 「良好な顎口腔系を早期に確立するための取り組み」
著者 上野 博司 先生
the Quintessence 2008,Vol 27(3) 128-135
私たち4人は上野先生のご紹介のお寿司屋さんで食事をしたのですが、そのお店はここでは紹介することができません。
その理由は、オーナー(みんなは会長と呼んでいます)が「お金もうけでやってるんじゃないんだから!」との言葉でもわかるように、「一見さんお断り」でお店をされているからです。
なんと、店の玄関には表札も、のれんもなく、「お店ではありません」という札がかかっています(笑)。
会長の口癖は、「ごめんね! 美味しくて!」。
この言葉には嫌みがなくて、私にはとても心地よく響きました。
久々に「真の江戸っ子」に出会った気がしました。
店内には「仕入れ命」と書いた紙が貼ってあります。
会長は、「築地にも本当に美味しいものは多くはない、そして、高くて美味しいのは当たり前、安くて美味しいものを仕入れるのが腕!」とおっしゃっていました。
このことは私たち歯科医師にもあてはまります。
牧草風に言うと、
「最新の情報が全て正しいわけではない、最新医療機器はお金を出せば誰でも買える、勉強するのは当たり前、しっかりと勉強して患者さんの望む治療結果を導きだせるのが腕!」
となります。
ウニを注文すると、写真のような状態で出てきました!
「4人でけんかしないでお食べ!」と言われましたが、この量です。けんかにはなりませんよね(笑)。
この北海道えりも産の「小川の生うに」は知る人ぞ知る絶品です。ウニのミョウバン処理のことや種類の話で大いに盛り上がり、お魚の話以外にも「宮崎の焼酎、甕の雫(かめのしずく)」、「高知のシュガートマト」、「京都月ヶ瀬の梅酒」、「新潟の日本酒」の話など話は尽きませんでした。
あいそを言わない、へんくつな会長が、「あんたは200人に1人の話が合う客だから、東京に来たらまたおいでよ!」と言ってくれたのが嬉しかったです。
上野先生、次回は京都にある私のスペシャルなお店を紹介させていただきます。
これからもよろしくお願いいたします。