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バルセロナから、、、

1 月 25th, 2011
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現地時間で25日(月)午後7時過ぎ、今回のツアーの全ての予定が終了しました。

今はホテルの部屋でくつろぎタイム。マドリード3泊、バルセロナ3泊の6泊8日の旅でした。今回の最大の目的はイベリアン・シンポジウムでの講演。私の出番は22日(土)の9時30分からのスタートでした。会場は3000人以上も入れるスペースがほぼ満席!演者はグルンダー先生をはじめとしたそうそうたるメンバー。

今回は私一人の旅、気楽さもありますが何しろひとり、メカニックスタッフとの打ち合わせも何も日本人は私一人なのです。講演中に写真を撮ってくれる人もいません。しかし!私の講演が終わり、壇上から降りると、Dr Xavier Vela-Nebot をはじめとしたBORG(バルセロナ・オッセオインテグレーション・リサーチ・グループ)の全メンバーが舞台の袖まで出迎えてくれて、その最初の言葉が「コングラチュレーション!」。異国の地で、ひとり頑張らねば!と思っていたのに、このことに感動して涙が出そうでした。実際少し出ました。リチャード・ラザーラ先生をはじめ多くの先生からも賛辞を頂き感激でした。シカゴではGood job! (よくやった!程度?)でしたが今回は、Congratulation! Very impressive! Outstanding presentation! との言葉を頂いたことは英語が少し理解できる私にとって誇りでした。

2008年のシカゴでの講演でもそうでしたが、私もこれまでここでは言えないことも、正直たくさんありました。人の感情はなかなか計り知れないものもあり悩んだ時期もありましたが、世界共通、頑張れば世間は認めてくれ、本当に応援してくれる人達がいるんだ!「本当の友情」に国籍や言語はないんだ!と痛感しました。

今回はひとりで海外に乗り込み、原稿無しで英語で巨大な学会で講演するという初めての経験をしました。私の考えでは、ネイティブ、つまり日本人なら日本語で、欧米人なら英語での原稿などありえません、厳しいようですがそれでは人前に立つ資格無しと考えます!当たり前ですが、今回も原稿を読む人はいませんでした。だって皆さん、それだけの先生だから演者に選ばれているのですから。

この旅は、何か自分に一つの区切りをつけ、過去をかえりみないで前進してゆく気持ちが固まった良い機会でした。私の考えは、「何か後輩の役に立てばいいかな?講習会や勉強会でもやろうかな?」程度のものではないということです。自分のため(これは正直にそう言わないとウソになります)、そして後続の若い先生のために、世界に向けて新たなケモノミチを切り開き、そして踏み石になれたなら本望です。頑張ります!

ある人が、とある有名なヨーロッパの先生に私を紹介してくれた際、「紹介しなくとももちろん私は知っているよ!」と言ってくれたことは嬉しかったです。いろいろなエピソードがありましたが、それは帰ったらゆっくり報告させていただきます。

最後に、日本にいる私の仲間、これをいつも読んでくれているみなさんです!に感謝

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