院内研修会 -診査・診断編-
6月6日(日)、牧草歯科医院の院内研修会を行いました。参加者はドクター9名(阿部先生は発熱のため欠席、恐らく初の海外出張を控えての知恵熱との話でした)、日曜日にもかかわらず、本当に皆さん勉強熱心です!午前10時からスタートし、午前中はアイキャット社のサポートによるコンピュータ診断のハンズオン、午後は私と岡村先生が、一眼レフカメラによる口腔内写真撮影、CT、パノラマ、セファロなど、診査・診断のための正しい資料採取法、最後に岡村先生が日常臨床における補綴手技の勘所について講義と実習を行い、午後5時に終了しました。参加した若い先生、指導していただいた岡村先生、お疲れさまでした。
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テーマ1:
アイキャット社によるランドマーク(コンピュータシュミレーションソフト)を使ったインプラントの診査・診断
テーマ2:
各種医療機器の正しい取り扱い法と診断法
テーマ3:
日常臨床における補綴手技の勘所
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朝のスタートはアイキャット社の西川恒平氏によるプレゼントハンズオンでした。ドクター1人にコンピュータ1台という素晴らしい環境で、実際のインプラント治療計画をシュミレーションしていきました。西川氏の内容は、さすがに良くトレーニングされており、非常にわかりやすいプレゼンでした。
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実際のハンズオン風景、この日は卒後研修医3名も参加していましたが、インプラント治療の実際だけでなく、解剖学の勉強にもなり、このような講義は、卒前教育の場でも取り入れていくべき時代になってきていると痛感しました。特にこのソフトは、直感的であり、インプラント体そのものの中心軸の断面を見れるなど、優れた点が多く、そして何より導入コストが安いことが若い先生たちにとって魅力です。
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院内のCT撮影装置を使って、実際の撮影トレーニングを行いました。最良の治療計画は、正確な診断から生まれ、正確な診断は、適正な資料がそろわないと行えません。衛生士さんなどのスタッフ任せではなく、まずは自分自身が使いこなせなければ意味がありません。
岡村先生の言葉、、、「皆さんはいずれ開業し、スタッフを指導する立場になります。その時に自分が正しい方法を知らなければ、誰がフタッフを教育していくのですか?」
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最後のプログラムは、実際の症例を用いての補綴講義、大学卒業後、20年間、補綴を勉強されてきた先生のお話は説得力があり、若い先生にはとても有益だったようです。理論も大切ですが、歯科医師は手を動かしてなんぼ!の世界でもあります。皆さんの熱気に、4時の予定を1時間もオーバーして、午後5時に全てのプログラムが無事終了しました。お疲れさまでした!